未紀

私の祖母は阪神淡路大震災で亡くなってます。 この件についていうなら、別の話だけど。 北野武さんが、「東日本大震災」のときだったかな。 『1万5千人の人が亡くなった地震という事件が起きたんじゃなく、1人の人が亡くなった事件が1万5千件おきたんだ』 という言葉に、胸を打たれた記憶があるよ。 日本という国の表面は、今どうなっているんだろうね。 ふたを開けてみれば……。 だけど、こうやって私は。 毎日ご飯を食べて、趣味の小説を読んで書いて。 どこかで誰かが悲しんでいることなんて、そしらぬ顔で 生きてるのよね。 そう思うと、世界は冷たいのかもしれなし。 でも、共有できる感情に触れると、とても暖かいんだと感じる。 今回は、確かに「もうえーわw」って、Mちゃんの肩をたたくようなつっこみは沸いてこないけど。 ふと立ち止まって。 顔もしらない誰かの死を弔う心を思い出すのも、悪くないよね。 日本人という精細な心を持って生まれて。 たとえようのない色や形の心を、ほんの少しでも思い出させてくれた。 近しい人がいてもいなくても。 同じように生きた人の命が奪われたことは、どこかに置き忘れてはいけないんだよね。
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御祖母様のお話には、申し上げる言葉もありません。 未紀さんの胸中を察するに余りあり、胸の潰れる思いが致します。 御祖母様の御冥福を心よりお祈り申し上げます。 二度とご自分と、愛する人の命が、災害によって危険にさらされぬ様、 どうぞ、日頃からのお備えをお願い致します。 今生きる希望を奪われてしまっている人達に 私の言葉が伝わるかというと、無力感を感じてしまいますが、それでも、 「生きていて下さい。あなたの命が一番大切。あなたが生きている、そのことが一番大事なことなのです。」 いつもそう言いたいと思っています。 世の中、時によって、起きる筈のないことや、起きてはならないこと
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