擬天傘

サークルから来ました! 読破したので、感想だけ置いていきまする。 ファンタジー世界で旅行記を書く小説は、エブではあまり見かけないです。新しいところに行く度に設定を考えないといけないなんて、なんて大変な話を書いているんだろう、と思ってしまいます。 以下、依頼板に沿って、 ・読みやすさ 話がまとまっていて、破綻もなく短篇として出来ていると思います。青水晶の話は動きが多いからか、構成が分かりやすく読みやすかったです。 一方、車中でのクオン達との会話は、結論に至るまでの流れが分かりづらかったです。四人の会話劇ですが、地の文でのクオーツの心情描写がちょっと多目です。試しに、地の文をほとんど飛ばして会話だけを追いかけていっても内容が理解できたので、有澤さんは会話だけで話を作ることが出来るのでは?と思いました。 ・謎や秘密に無理な設定はないか 概要を見たときは、荒唐無稽な話を「これが魔女の力なんだァァ!」と持っていくのかと思いきや、地に足がついたミステリですね。バトルや異能ばかり書いている三番には少し肩透かしを受けてしまいましたが、理論を重ねていく謎解きの描写は丁寧だと思います。 ・その他感想、ご意見 エブでは数少ない切り口、良い雰囲気の世界観(ハガレンくらいをイメージしながら読みました)、謎解きとしても読める、この小説で唯一三番が気になったのはクオーツです。 クオーツが、まるで現代人。 二十歳でエリートの騎士になったにしては言動が幼い、どうもグルニエにいいようにやられすぎてないかお前は、と感じてしまいます。 もう少しクオーツを騎士らしくしてもらえると、三番は嬉しいです。 以上です!
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三番さん お世話になっております。レビューありがとうございます、読破ありがとうございます。 電車内は結論に至るまで、展開のわかりやすさは今後の課題ですね。青水晶のほうが正直難産だったのですが、オチに向けての伏線を含めて、一本道をもっと見やすく作り上げたいと思います。 クオーツについては、常識人という立場を強めて書いているせいか、エリート騎士だということを強調できていませんでした。 騎士らしく活躍できるよう、またエリートなので教養にも優れていることをアピールできるよう、これからの話で組み込んでいきます。戦いの場面があればそれっぽくなるのですが。。。 ご意見ありがとうございました。読破しても

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