和美

笑いを求める『笑い姫』 それは、常に新しい刺激でないと満足出来ないという、人の欲望を現しているかのようです。 事実、彼女は大きなお祭りでも、見飽きた出し物に笑うことはなく、全く違う存在である少年に興味を惹かれ、笑いました。 その少年の願いをききいれ、彼の村に行くと、残念な事が彼女を待ち受けています。 そこで、彼女自身、『人を笑う』という事の罪深さを認識し、笑うことを止めてしまいます。 献身的に働き、多くの人に笑うことが出来るように勤めた彼女を再び悲劇が襲いかかります。 しかし、それを救ったのは、かつての少年。 自身の願いが叶わなかった彼は、姫を恨むことはせず、その後の姫の行動に感謝し、姫を助けたのです。 精一杯の誠意は、人に思いとして届き、 笑うことは、時に罪深く、時に人を幸せにする。 様々な意味合いが込められた、とても深い物語でした。 読ませていただき、ありがとうございました。
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凄い!!流石の読解力に、脱帽です。 このお話しで伝えたい事や込めた想いをほとんど見透かされたようで、なんかお恥ずかしいw 敢えて書くのを控えた部分や、表現を抑えた部分をサイドストーリーにするか、巻末オマケ程度にするか思案中です。 出来たら、お暇な時にまた読んでやってください♪ レビュー、ありがとうございました♪
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