赤羽道夫

いわゆる、よくある「ボーイ・ミーツ・ガール」ではなく、冒頭から彼女が寝取られてしまう、という、いきなり主人公に悲劇が襲ってくるところが新鮮でした。 傷心の恭が偶然立ち寄った店にいた人々と出会うことで、物語がダイナミックに展開する構成が見事でした。とくに、炎彬のストレートな物言いや態度が恭と対照的で、際立ってかっこよく、かっこいいやつを、あえて主人公にしないところがニクい演出でした。 恭もいさぎよく彼女と決別して、前に向かっていくところが個人的には好ましく思えました。(傷心は癒えずとも) なにより、物語が終わった時点で、「だれもくっついていない」というのが、同時にストーリー上、違和感なく描かれているところがよかったです。
2件・1件
赤羽道夫さん、こんばんは。 そう、そうなのです(笑) 誰も……、なのです。 あれ、この作品にラブはあるのかな??と、公開前に一瞬躊躇してしまいました。 赤羽さんの作品にも是非、伺わせてください。 素敵なレビューをありがとうございました。

/1ページ

1件