清瀬 美月

『蛸詩』、大好きです。 直球で胸を突かれる作品と、廻り回って背中から抱きしめられる作品と。 今回は背中からきゅーっと……切なさに満たされ余韻が残る作品でした。 『白』の世界は途中に『赤』が滲み、穏やかで優しい世界観に痛みが走りました。 今回の『紅』の作品からは、全編に渡って秘めた思いの中に強さや憤りが感じられて、蛸さんの世界観にまたもやどっぷり入り込んでしまいました。 毎回泣きそうになってしまうんですよね……。 やっぱり蛸さんは凄いなあ。 個人的に好きなのは「第五章~散華~」でした。 桜のようには 美しくは散れないが 我は 我の様で散っていく と一節にあるのですが「第一章~ちはやふる~」に通じるものを感じて。 ひらりと舞い降りた先、川の流れのままに揺蕩う情景は、桜よりも紅い紅葉の方が私は好きなんだと改めて感じました。 今を後悔なく生きていかなければ、と強く思います。 レビューが遅くなってしまい、ごめんなさい。 もうすぐ桜の季節ではありますが…… 今年もどうぞ、よろしく願いします←遅。
・1件
とんでもないとんでもない レビューありがとうございます。 色々感じ取ってもらえ嬉しいです♪ 個人的に10月生まれのせいか、紅葉が好きなんですよね。 桜は散り様がよく武士や兵隊さんに例えられがちでしたが、紅葉は季節的にも物寂しいイメージがどっちか言うと強いのかもしれませんね それでも、錦と歌われる美しさと、物悲しい部分とかを、あの時代の男性の生き方に表現したかった。 今の時代だと、何ですかねえ(笑) ありがとうございました
1件

/1ページ

1件