【コメント】

雨男の唄

雨男としての主人公のキャラクターが比較的説得力を持って書かれていました。ストーリーもほとんど違和感なく読むことができました。唯一、一つ上の文学部部長の役割がいかにも「フラグ立て」といった感じで、予定調和のように感じてしまったのが、難といえば難かもしれません。しかしその甲斐もあって爽やかな読後感に仕上がっています。良い短編でした。