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ぴろ
ぴろ
2016/3/9 2:01
もうすぐ3/11になる。 東日本大震災が起きてから、 「震災募金」を毎年行ってきた。 当初、震災直後の1ヶ月ほどして、 自分達が出来るのは、 歳末助け合い運動のような募金活動ぐらいだと、 当時の中学生が自主的に街頭募金の手続きをして、 駅前でやろうとしたのだけど、 一番人の往来がある東口は、 商店街の方達が既に募金活動をしていらしたので、 私たちは、西口で呼びかけたのだった。 それから、翌年の3月に、 商店街の方からの依頼で、 毎年合同の募金活動を行ってきた。 私たちの場合は、 未成年者が多いので、 1時間だけの街頭募金なのだが、 商店街の皆様は、 そのまま次の1時間、 街頭募金をされていた。 小学生や幼稚園児の未成年者が、 募金箱をもって、 中高生と一緒に、 呼びかける。 子ども連れの子どもさんが、 先を急ぐ親に声をかけて、 募金を促したり、 祖父母世代の方が、 足を止めて、 募金に応じてくださる。 中には白杖を持つ方が、 子どもの募金を呼びかける声に、 ボランティアガイドさんに何事かと聞いて、 小銭を募金されたり、 ボランティアなどに無縁そうな強面の不良っぽい方が、 募金してくれる一方、 多くのブランドをまとうお金持ちそうな人たちには、 何も聞こえないように足早に通りすぎていく!! 今年は募金してくださる方の人数が減っていた。 商店街では、まだまだ復興が遅れる被災地の幼稚園・保育園や小学校などに、 椅子や絵本などの寄付をしてきたと言う。 もうすぐ5年目……。 今日は真面目に暮らしていらっしゃる被災者の一人と、 ランチしながら、 美味しいランチを食べる事ができて、 幸せな時間を過ごした。 彼女は、空き家になっていた海の近くのご実家の近所で、 津波にのまれた若い人の話を ぽつりと触れて、 多くを語らなかったのは、 胸がいたんだ。
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