彩葉

正直姫──このお話は、思ったことを正直に話してしまう、聡明なお姫様の人生のお話です。 見目麗しい正直姫。 勉学にも励み、政にも携わる将来の展望が明るいお姫様。 誰もが、その姿に明るい未来を描き。 この国はますます繁栄すると信じたことでしょう。 王様が優柔不断で何も決められない。 よく言えば優しく、悪く言えば決断力のない人だったから。 王様とお姫様がいることによって、うまく調和が取れていたのかもしれませんね。 だけど、あまりにも有能すぎる正直姫に注目が集まりすぎて。 家臣も、姫自身も、王様も。 そのことに気づかなかった、気づけなかった。 その流れは、本当に自然で、うまくまとまっているからか。 読者である私自身も、王様の必要性を感じることができませんでした。 だけど、読み進めているうちに。 王様がいれば、変わったのかな。 と思うようになりました。 あまりに淡々としすぎている正直姫。 彼女は、正直に生きて、幸せだったのでしょうか。 ただ辛いばかりなのではないかなと考えずにはいられません。 このお話は、リーダーにノーと言えない体質のグループのイメージに置き換えると、読みやすいかもしれません。 強すぎる経営者が、会社をつぶしてしまうような。 すごいだけに、自分の過ちに気づけないでいるような。 そんなイメージを抱きました。 ぜひ、このお話を読んで考えてみてください。 あなたが家臣のように傍観者になっていないか。 自分の気持ちを、正直に話すことが、重荷ではないのかと。
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レビューありがとうございます(*^^*) 色々と難しいところなんですよね。 ただ、色々な人がいないと、国は回らなかったりなので、そういった意味で王権は必要だったし、 王権が、姫様を足して2で割った感じならば、理想的だったのかも。 会社に置き換え、なるほど。 確かに、そうするとすごく分かりやすいですね。 ん、あ、私、家臣になってるかも(;゜∀゜)
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王様と姫は足して二で割れば、理想の上司そうだなとかちょっと考えますね。 いろいろな人がいて、意見があって、その中からいいものを作り出した方が組織は回るのになあとか考えるのですが、実際はワンマンなところや無茶を強いるところも結構ありますよね。 会社に置き換えは、私も実際やって、分かりやすいと思ったので。 私は、いろいろ言いますが。 聞いてくれはするけど、通ることは少ないです。 下の考えも、上の考えも、違いますし。 人がいるだけ難しいこともありますからね。 聞いてくれるだけで、私はありがたいです。
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