やまかわまよ

レビュー返しに参りました! お礼のコメントができませんでしたので、それも込めてここに書き込ませていただきますね。 まず冒頭の悲劇的なシーンで心を掴まれます。 もともと私は感情移入をしやすい単純な性質なのですが(笑)きっとどんな方でもあのシーンを読めば心を傷めることでしょう。 そして場面は変わりアリスの場面。それぞれのキャラクターがとても魅力的で、想像する余地も残されており、楽しみながら読み進められました。 不老不死は決して幸せなことではない。 よく使われる題材ですが、その苦しみや悲しみを文章でここまで伝えられるというのはなかなかできることではないと思われます。 フラウの立場がまた素敵ですね。 42ページの、 『「あたしはアリスを見ているわ」 「え?」 「貴女が何を想い、どうしたいか見ている。ずっとよ、それがあたしの役目」』 というシーンが個人的にとても好きです。 じんわりと心に染み入る言葉だと思います。最後まで読み進めると、より一層。 文体も押し付けがましくなく、すっきりとまとめられていてある種の爽やかさを感じつつ読むことができました。 ただ、一つだけ… これはわざとなのだと思いますが、例えば9ページの 『突然の大声にちょっと驚く、フラが大きく頷いている。』 のように、読点を使うであろう場所で句点を使う文体が多く見られます。象徴的に使う分にはとてもよい技法だと思うのですが、多用すると違和感の方を強く感じてしまう方もいるのではないかと思いました。 細かくて申し訳ありません…不快でしたら、おっしゃってくださいね。 心にふわりと残る、素敵な作品だと思いますヾ(*´▽`*)ノ出会えたことに感謝致します。 これからの執筆活動、応援しておりますね。 それでは。
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