藤白 圭

二人の想いが痛いほど伝わる作品。 同じ環境だからこそ、依存し合ってしまうのは必然。 ただ、運命の歯車は、たった一つの石ころによって狂わされたけれど……。 それでも、願わずにはいられない。 彼女の想いと彼の想いが本物だったことを。 そして、二人の運命を狂わせた石ころの運命が、結局は「石ころ」に過ぎないことを。 最後には、彼も。 そして、彼の真実の愛に気が付き、彼への真実の愛し方に気が付いた彼女にも。 救いがあらんことを。 切なくも、苦しく。 そして、願わずにはいられない作品に、胸が締め付けられるような想いでした。 主人公である「彼女」の笑顔が彼に届くよう。 祈りたくなりました。
1件・1件
快紗瑠さん、素敵なレビューをありがとうございます! 深く読んでくださったんだなあと感じました。 あの時の“彼女”の笑顔は、きっと、一番かわいかった。 彼に見せてあげられたら…少しは救われるのに。 そのことを祈ってくださる人が居て、本当に嬉しくなりました。 ありがとうございました。

/1ページ

1件