イノ

ああ…どうしよう(笑) 読んですぐレビューをいれたくなりました。 鴨芽銀座商店街シリーズ第5弾! 今までの作品も好きですが、その中でも圧倒的にこれがよかったです。 ちょっとまだ余韻に浸っていてまともなことが書けそうにはないのだけれど、気持ちが冷めやらぬうちに書くことにしました(^^; 『卒業』が今回のイベントのテーマだったわけですが、すべてを読み終えて構成から纏まりまで見事な仕上がりだったように思います…凄いっ! ちいさ姉さんの描写の上手さはもうずいぶん前から知ってますけど、なんかほんとタイトル同様、私も心が沁みました…。胸にじんときた。 読後感をどう表現したらいいのだろう。 いろんな感情が渦巻いてます。 晴れ晴れとした気持ちでもあるし、ちょっと切ない気分でもあるし、でもすごく優しい気持ちでも満たされてる。 人の数だけドラマがあって、それぞれの想いがあって、辛いことも悲しいことも嬉しいことも、歳を重ねるほどいろいろあって。 でもそうやって人は成長していくんだろうな。 喜泉にはまだ理解できないことも沢山あるかもしれない。だけど彼は最後に希望を見たよね。 これまでの二十年を振り返ったときに、ほんの少しだけささくれた感情も今は穏やかなものに変わったんじゃないかと思う。 そしてダイさんが言った台詞が印象的。 喜泉がシャワーを浴びながら思い出したあの台詞です。ちょっと自分に置き換えて考えてしまった。 ほんとそうなんだよなぁなんて思って。 人生って生きた分はどうしてもやり直せないでしょう。誰だって幸せになりたいと願うのは当たり前だけど取り巻く環境に左右され、自分のした選択が自分以外の誰かの人生を大きく変えてしまうこともある。 これから喜泉は沢山の人との出会いと別れを繰り返して、生きることの辛さや苦さを味わって、それと同じくらい楽しさや喜びも肌で感じて、そうして少しずつ成長して強くなっていくのかな。 それにしても鴨芽銀座商店街の人たちは人情深くていいですね。本当にこんな商店街が日本のどこかに存在してるような。というか、あってほしいな。こういうご時世だからこそ。 いろんな意味で、それぞれの『卒業』を扱った短編小説。すごくよかったです。 多くの人に読んでもらいたい作品です。 次の第6弾は……|д゚)チラッ いつ頃書いて頂けるのでしょうか。。。 次回作も楽しみにしています☆
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イノちゃん、前作に続いてレビューをありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ 作品を深く読んでくれて嬉しいです。 鴨芽はついついちょい重めな話になってしまうんだけど、好きだと言って貰えると書いて良かったとホッとします。 6作目?! えーっとねぇ……何かのタイミングがあれば…?かな。( ´ ▽ ` )ノニャハ♪
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