幾多圧軋

イベントへのご参加ありがとうございます。 作品、拝読させていただきました。 僭越ながらレビューをさせていただきます。 一言で表すのなら、『あまりに純粋な人間の物語』。 あらゆる倫理観や綺麗事を取り払った、人間の生々しい『欲』を見事に表現していると思います。 さらに、ハリウッド映画を見ているかのような感覚。銃弾は想像の端を掠め、爆風は空想の隅を焼く。描写にはそんな臨場感、リアリティが備わっていました。 全ての惨劇が衝撃のラストに繋がってゆく、意外性に満ちたストーリーも高く評価されるべきだと思います。 ただ、残念な点がいくつか。 いくつもの視点が交錯する群像劇のような展開のこの作品ですが、その肝心の視点の統一が徹底されていなかったことが気になりました。 基本的には三人称視点なのですが、地の文に所々庄司の発するスラングが混ざっている――等ですが、私が個人的に気になっただけですし、それがこの素晴らしい物語の持ち味と言えばそうなのですが。 あとは、ストーリーの意外性に富んでいるのはいいのですが、展開が急すぎるというか、読者を置いてきぼりにしている印象を受けました。 『これはこうだ!』という主張ばかりが目立ち、読み手への配慮が欠けていたように思えます。 長々と偉そうに書き綴ってしまいましたが、本当に学ぶ所の多い作品でした! ライトノベルやファンタジー、恋愛が幅をきかせるエブリスタで、こういった物語が書ける方は本当に貴重だと思います。 これからも頑張って下さい!
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 ありがとうございます!!!  一言で表現して頂いたお言葉、まさしく僕が描きたかった概念であります。愛と性とリアリズムを突き詰めるとあんな感じになりました。汲み取って頂けてとても嬉しいです!  アクションシーンは客観的に読めなくて自信がなかったのですが、臨場感とリアリティを感じて頂けたならば激しく安心しました  衝撃のラスト……! ミステリー書きが憧れてやまない肩書きです。光栄です!!!!!    ご指摘ありがとうございます!!!    三人称一元視点では、地の文の合間に心の声的なものが数行入っても容認される、と僕は解釈してまして、えい数行が大丈夫なら幾らでも入れてしまえという暴挙に
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