有澤いつき

 イベントより参りました。感想書かせていただきます。  胸が締め付けられるような、けれど「いい話だな」と思えるお話です。言葉は決して多くなく、ですが絞られた言葉と行間が絶妙な間やら雰囲気を醸成しています。  テンポは冗長すぎず物足りないこともなく、読みやすい進み方をしていると思います。行間も携帯小説もいうことであれば納得できる間隔ですし、テンポや文体について特筆するものはないように感じました。  それだけでは筆者様のためにならないので、重箱の隅をつつかせて頂きます。  物語の展開に関わる部分なので、無理に直す必要はないかと思いますが。冒頭の「六年勤めて初めてミスをした」。主人公は六年もノーミスの完璧超人かな、と思いました。六年というと中学から高校卒業できますし、その間(大小ありますが)ミスを一度もしないとは考えにくいです。  実家から勤務地(自宅)は東西それぞれに位置しそこそこの距離があります。幼なじみの家は実家近くだと認識していますが、バス一本で行ける距離なのでしょうか? 無理ではないと思いますが気になったので挙げました。  以上です。参考になれば幸いです。
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