有澤いつき

 イベントより失礼します。遅くなりすみません。感想書かせていただきます。  読了後の感想は「キレイ」。少ない言葉のなかからキレイなもの、澄みきったものを掬い上げていくような感覚で読みました。どちらかといえば詩に近いので「ここをこうすればいい」という話はできませんが。  寂しい終わりとか、メッセージ性の強い話が多いかなと感じます。行間は個人的にはもっと詰めてほしいですが、それで物語の品性が損なわれるわけでもなく。現状の分量で伝えたいことは十分伝わりますし、いたずらに言葉を重ねるよりも読者の想像に任せた方がいいのかな、と感じます。  そのぶん、もやっとした終わりや寂しい終わりには「なんとかならないのか」という歯がゆさも感じます。そう感じた時点でこの小説の虜なのかもしれませんね。  以上です。とても美しいと思いました。これからも素敵な世界が見られますように陰ながら応援しております。
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