ゆらゆら

( 続き ) せいてき受け攻めじゃない関係、想いの深い方が攻めて、関係性の変化で勾配が変わってゆく部分も大大大大好きです…!たまらん!悠生が恋する対象になりえることをじっくり納得してゆく(させられてゆく)誠司の気持ちの変化を、興奮して見守りました。 悠生とずっと友人でもきっと幸福だったはずの誠司を悠生は篭絡するんだけど、それが懸命で一途で、なんて可愛い人だろうと思いました。体を繋げてから逆に辛くなってしまうところも…。 お互い、自分が執着するほどには相手が執着していないと思い込んでいる二人。 相手を思いやるからこそ、すれ違う二人が愛しいです。 あの頃のままみたいな悠生とスーツの誠司がたわいなく語り合って過ごす再会シーンに始まって、全てのシーンが心に残ります。 「夜の階段」、好きです。 恋愛初期のような、曖昧なのに幸せなふわふわしたやり取りのあと、二人の心がつながる瞬間があって、悠生は体を寄せるけど、誠司は逃げてしまう。繋がったはずなのに、今のはずなのに…。奥手な誠司、勇敢な悠生。 それから、何度も出てくる海岸のシーン、回を重ねて悠生が段々と誠司に近づき、最後は塩だらけ砂だらけになって汚しあえていることが、幸せで幸せで…。悠生、頑張った! 自分ではもやもやしていると思い込んでいる悠生が、本当は強くて真っすぐで一番キラキラしていて、最後には自分でも光の中にいる自分を認めるような、最高のラストシーンでした。 地元ではないので細かい違いは分からないし、私の聞いてる愛媛の言葉っておじさんおばさんのばっかりなんですよね。それを頼りに、二人の言葉を再生しました。本物の青春まっただなかの肉声が聞きたい!(危ない大人) お出かけする二人や断水の話など(自分の地元も断水多かったです)、瀬戸内を堪能しました。 本当に本当に素敵な作品をありがとうございました!!

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