【コメント】

初恋を笑う、愚か者短編集

　サスペンス“啄む鵲”より。犯罪組織の裏切りもの探しを主題とした短編集の二話目からの重厚なハードボイルドで適切な行間が読み易さを感じました。二点… 人称が入り混じっている行があったので、くっつけて書くとスマートさがアップするかも知れません。同じ場所で取り分けな変化がない場合は行間を繋げ、空いた所に何か入れたらなと言うのがあります。全体を通して短編でありながら長編のノワールを読んだ味わいがあり、こういった話は終わりがナーバスになりがちですが爽やかな印象を受けました。激しいアクションに依存しがちな僕には見習う冪かも知れません。

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