佐崎らいむ

読み終わるのがもったいなくて、少しずつ読もうと思ったんですが、やっぱり最後は一気読みしてしまいました。 ページを捲るたびに元気いっぱいに飛び跳ね、全力でじゃれつき、大人からしたら「そんな事に首突っ込むな><」的な事に、命がけで飛び込んで行く……。 この作品の高校生たちは、そんなエネルギッシュな面をもちつつ、親友が何に悩み傷ついてるかをしっかりと受け止めて、落ちそうな体を引き上げてくれる。そんなキュンキュンさせてくれる友情を惜しげもなく見せてくれます。 語り部である和樹。夜遊びに長け、一見不真面目に見えるこの17歳が、実はバカが付くほど優しくて親友想いというこのギャップも、子女には堪らないのですが、やはり私を悩殺したのは、その和樹の親友、光。 作者のSatoriさんがキャラの描き方がものすごく上手いのは周知の事ですが、やはりそのポイントの一つはズバリギャップです。 眉目秀麗、知能明晰、頭の回転も速く、ひとたび誰かがピンチになれば、隙の無い完璧な計画で、目標を達成させる。 それが彼の自信でもアリ、自分を奮い立たせる術でもあったんだろうなあ。 そんな完全無欠な光なのに体は本当に弱くって。和樹はそりゃあ気が気じゃない。そしていつもは生意気な彼の見せる、可愛らしい仕草や言動に、私なんかは撃ち落とされてしまうのです。 Satoriさんの術にハマってしまいました。 けれど、私も迂闊でした。 物語はそんなもんじゃ止まりません。 可愛らしい恋(?)あり、まさかの真剣受験勉強あり、海での「うはは」な夏物語アリ、かなり危険な闇に足を突っ込みかけた夜あり……。 そんな4章までの物語は、最終章への伏線だったんじゃ……と、気づかされるのです。 ラストで爽(そうなんです、あの爽です)が、本当に良い役割をしてくれました。 ああ、そうか、すべてはあのラストに有ったんだな~と、キュンキュン悶えながら、読み終えました。 うん、そうだよね和樹。そうなんだよ光! って、横でしみじみ泣きたい気持ちでした。 もっと読みたい! このままでは終われない!……と思ったところに、嬉しい続編が^^ もうしばらく彼らと遊べそうで、わくわくしています。 まったく纏まらない感想になっちゃいましたが、本当に楽しかった。 萌え処が人と違う私ですが、この後も楽しませてもらいますね^^
4件・1件
サム子に素敵なレビューありがとうございます><; 上手いか下手かは置いといて、何気にこのシリーズは自分の中でもお気に入りなので楽しんでいただけで嬉しいです! 「自分の書く作品は人からどう見えるんだろう」 って思って、とりあえず一人称で書かないとここでは読んでもらいにくいのかな~なんて思い、ほぼ読んだことのない人称で書いてみるというチャレンジ作品でもありました(笑) 光を気に入ってくださってありがとうございます! limeさんはツボが近いせいか、ここで萌えてほしいなってところでは間違いなく萌えてくださったので(←?)感想聞きながらいつもウフフと楽しませていただきました! おっしゃるとおりに
1件

/1ページ

1件