電車特有の轟音とガタガタとした揺れ、 こと疲れた身体には気持ちよく染み込むものだ。 程よく温まった椅子に座りこんでいるうちに、 つい寝こけて乗り過ごした経験を持つ人も多いことだろう。 心身ともに疲れ果てた主人公が飛び乗った京急線。 駅員に起こされたのは、京急終点の「三崎口」 …ならぬ「四崎口」。 しかもそれが「死先口」というのだからたまったものではない。 あの世の入り口であるその駅を、いつしか人は「さいはて駅」と呼ぶようになったと駅員は告げる。 そして、遺失物預かり所で、人生の心残りを取り戻すのだ…と。 主人公の遺失物はくしゃくしゃになった水族館のチケット。それは苦い青春の思い出を蘇らせる。 いや、もう、ラストの展開がすごい! クタクタの身体にほろ苦いグレープフルーツの炭酸を飲んだ時のような爽快感。 ぜひこの爽快感を多くの方に味わってほしい作品です。 素敵な物語をありがとうございました!
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またたびまるさん、さいはて~にステキなレビュー、だけでなくファン登録までありがとうございました。 リアルに震えました…!正直書きあがりから5000文字削る羽目になって、力足らずで伝わりにくいんじゃ…と思っていたんです。 それが、レビュー読ませていただいたら私が自分の中で整理できていなかったことまで素敵にまとめていただいてて…本当にありがとうございます!(≧∇≦) またたびまるさんの作品も読ませていただきました。冒頭の描写から「やられたあ!」と思って…あ、ここからはレビューにした方がいいですよね…時間かかると思うんですが、下手なんですが、またお邪魔させていただきます。ありがとうございました(*^
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霧嶋さん、ご丁寧にコメントありがとうございます! 1ページ目から読み進める手が止まらなくて、読み終えた後は天井を見上げてため息をつき、足をジタジタさせました。 えっ!と思わせる展開、ああ…と思わせる展開、そうくるか?とニマニマさせる展開、 きっと読みながら百面相してました。 本当に面白かったです。 また、拙作へのスターありがとうございます。 書きたかったエピソード、削ったサイドストーリーなどが盛りだくさんで、文章ツメツメな物語なのですが、嬉しいコメントまで頂いて…! 霧嶋さんのコメントだけでご飯3杯食べられそうです。 私もまたお邪魔させて頂きますね。 コメントありがとうございました!
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