佐崎らいむ

しみじみとした余韻をかみしめています。 いつだって、本当の自分の気持ちに気づくのは、もう手遅れになってしまった後だったりするんですよね。 いや、秋則は気づいていたんでしょうね。昌一の本当の優しさに。 なんでそんな世界にハマりこんじゃったんだよっていう憤りが、素直に昌一に優しい言葉を掛けてやれなくて。 互いに大事に思ってるのに。 人間って本当に切ない生き物です。 最後、あのノラ猫にエサをやるシーンがとても好き。 殺伐とした内容を含みながらも、物語全体が優しい愛情に包まれていて、とても胸に来る読後感でした。 優秀作品賞、おめでとうございます。 本当はもっと評価されていい作品だと思うので、そこだけがちょっと残念なのですが。 素敵なお話を、ありがとうございました。
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limeさん、ありがとうございます。 こんなふうに作品を可愛がっていただけて、すごく嬉しいです。 短い中につめこんじゃいましたが、「きれいに整った人生を生きられない人々」を書いた、という意味では、すごく自分らしい作品だったなあ、と自分で思い返しました。 しかしこの部分が、読み手さんを選んでしまうのかな…と。 なので、limeさんが感想をきかせてくださって、とても嬉しく、心強くなりました。 ありがとうございます。
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