ありす

「君ら生きている人々はなにかというとすぐ原因を天のせいにする、まるで天球が万事を必然性により動かしているかのような口吻だ。 善悪を知る光や自由意思が君らには与えられている。そして、この意志は初期の戦いでは天球の影響を受けて苦闘するが、もし意志の力が十分に養成されているならば、すべてに克てるはずだ」 この作品を読んで真っ先に頭に浮かんだのが、ダンテの「神曲」の中のこの一節でした。 神霊や幽霊には絶大な力があって、それに対して生身の人間はあまりにも無力。そんな観念がどこか根底にありませんか? ホラーカテゴリであるこの作品にも、この世ならぬモノたちがたくさん出てきます。もちろんそれだけで怖いですし、時としてこちらの命をも脅かしてきます。けれども、彼らは決して一線を超えてこちらには来られません。 生きている──おそらくそれだけで、何にも勝る力なのだと思うのです。 太陽が輝くのも、地球が回るのも、風が吹き、波が浜辺に押し寄せるのも、この世界が未来へと動いている証であって。 今日、そして明日へと生きていくということは、未来を勝ち取れる力をその命の中に秘めているということなのではないかと、強く訴えてくるものを感じます。 シリアスに見せてコミカル。そこが魅力的な作品でもありますが、完結を迎えた後での挿入話にはとにかく泣かされました。 素敵なラストをありがとうございます(´;ω;`) 皆さまも「ココロの裏技」を是非、感じてみてください♪
4件・5件
ひぃいい、どんだけ深読みしてくださるんですか! いや、えーと、狙いどおりですΣ(-∀-;) 神も悪魔も結局のところ自分の内に存在しているんだと、書きながら思いました。ですので、悪いことが立て続けに起きるのは、神からの試練だと受け止めて、心強くありなさい。というメッセージですかね、何事もひとや霊のせいにするのではなく、己をしっかり保つことが、大事なのではないかと。そして、自分を見守ってくれる存在は確かにいるのだと。それは案外身近な人かもしれません。 ホラー・オカルトカテとしては、これは駄目な結論なんでしょうけど(笑) 最後の挿入話、え、泣けました? (。-∀-) 素晴らしいレビュー、そ
1件4件
あらためて、完結お疲れ様でした~(*^▽^*) 学べたこと 気づけたこと いろいろな繋がり 苦しい時もそうだけど 順風満帆な時こそ忘れずに、活かしていきたいね(*´ω`*) ところで…… 高遠のオベーションって、りうくんのほうでは黒ってあった気がしますわ。気のせいかしら?
1件3件

/1ページ

1件