吉田安寿

 Nunoさんの作品は、啓発的なメッセージが込められているのに、説教じみたところが皆無で、いつの間にかスッと自分の中に吸収されていることに驚かされます。  特別な能力を持つ有栖川姉弟。 しかし彼らは、至って普通の若者で、失礼ながら神秘的な雰囲気はあまりなく(笑)、聖者然としていないところが親しみやすい。 彼らのところへ相談にくる人々とのやりとりの中で、様々な『気付き』にハッとしたり、考えせられたり。 それがスピリチュアルな存在と、私たちを繋いでいるのかもしれませんね。 特に『信じる人』の、娘さんを思い浮かべた時、どんな表情をしてる? という場面には、「くぅ~! Nunoさん、うまいなぁ」と唸りまくりました。 文体もセリフもテーマも、Nunoさんの絶妙なさじ加減で、硬すぎず、柔らかすぎず。あっ、でもどちらかというと柔らか寄りでしょうか(笑) 言葉運びが巧みで、読んでいて嫌にならないのが素晴らしいです。 素敵な作品をありがとうございました。 次はどの作品にお邪魔しようかな、と悩ましい日々でございます。
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きゃーっ。 安寿さん、もったいないお言葉ーっ(*≧∀≦) 説教くさくならないよう、そこだけ気をつけていたので(そこだけ?)、汲み取って頂けて本当に有り難いです! 「信じる人」はですねー、どうしても伝えたかったことなんです。スピリチュアルな教えを信じるって、決して悪いことではないんですけど、のめり込みすぎるのはどうなんだろって。信じるあまり、自分を押し殺してしまったりね。自分の意思を失ってしまったり。 いや~、素敵なレビュー頂いて、書いてよかったとしみじみ思います。 ありがとうございます(*^人^*)
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ご丁寧にありがとうございます(*^▽^*) そうですね。スピリチュアルな精神が生きる上で助けになるなら良いですが、それが目的になってしまっては、本末転倒ですね。
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