加藤みゆき

雰囲気、ムードはとても好きです。 ひと気のない神社。夕方。どこからかボソボソと聞こえてくる、か細い声。 声を聞いてしまってから、どうにもソレを無視できなくなる、ちょっとお人好しなんじゃないかしらん敦くん。 物語の前半で情景を描き、空気を生み出すことは成功されています。 世界に引き込まれました。 惜しむらくは、語彙の少なさかな。 特に同じページ内で同じ表現をする時には、日本語の面白さを活かして、いろんな言葉を探してみると面白いかも。 それと、これは私もやりがちなのですが、漢字変換を機械に任せっきりにしないで、ひらがなもアリだと思います。 どうやら、まず世界観を創りだしてから、そこにキャラクターを当てはめていくタイプの作家さんかしら? 独特の世界を内に秘めていらっしゃるようで、素直にうらやましいです。

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