菊池策ワールドの新たな一面が見れた作品です。 初見の人はそう言われてもピンとこないですよね。 鈍感と敏感の使い分けが上手でそれがもどかしく憎い演出が得意なクリエさんだと認識してますが、これはものすごくその点では素直なストーリーなんですが、やっぱり菊池策ワールドがスパイスとして味わえます。それが心地いい。 この作品の良さは10年という歳月の中、妙に現実的な人生の選択があって、しかし10年間で変わらなかったものがちょっぴりもどかしくも描かれています。 その変わらない感情と成長と言った個人的なパラドックスと2人の関係のパラドックスが掛け合わさってからの策エッセンスがまぶしあって心地いいです。 それに多分なんですが、作者さんの渚くんという準主役の彼への愛がすごい感じられます。 言葉では説明できませんが、彼を大切にしてるんです。おそらく主人公よりも。(ハズレてたらすみません>_<) そんなこと感じられたのは実に久しぶりでした。 小説というのは大きく2パターンに分かれていて、主人公に感情移入するタイプと客観的に読むタイプ。 この作品はどちらでもなくて、なぜか渚くん観点で話を読み進めてしまいました。第三者視点での作品というのもあるとは思いますが… とにかく菊池策ワールドが小気味好く散らばる作品、1つの素敵な恋愛作品を読んでみてはいかがでしょうか。 素敵な作品ありがとー!次回作も期待してますね!
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素晴らしいレビューをありがとうございます!お褒めに預かり恐縮です。 この作品はあえて苦手な3人称で書きました。それは唯月だけでなく渚視点で読んでほしかったからなので、ぽぽあっとさんが渚視点で読んでくださったのなら、作戦成功ですね。 深いところまで読み込んでいただけて感激です。ありがとうございました。
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やっぱ!菊池策作品なのに三人称視点だったからしょっぱな違和感感じてたんだー^_^ でも気づいたら渚君視点で読んでたよね。彼の10年後の進路も妙なリアリティが心地よかったんだよね。よかった渚君が下手に国立大学とかじゃなくて笑 ファン登録ありがとです\(^o^)/ ますますやる気でました^_^ 策ちゃんの妄コン次回作も期待してるよー!
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