Satori

書籍化作品『彼をモノにする方法』の続編。 親友の恋愛に我が事のように真剣に悩み、精一杯恋を後押ししようとする、女友達の友情が見所のひとつとなっているこのシリーズ作品。 女にとって愛することが幸せなのか、それとも愛されることが幸せなのか。 それも結局は相手次第でもあるんだよね。 中古外車ディーラーの瀬名と公務員のケン。 対照的な二人の男の間で揺れ動く和花。定例女子会でバスッと答えを出してきた前作とは違い、出したはずの答えは――、なんていう場面もあり楽しめる。 目線が違えば、和花に対する印象も変わる。 男二人の和花に対する印象の食い違いが、和花の心が動く鍵になっているあたりも面白かった。 コウちゃんの作品には必ずきらりと光るシーンがある。 私が好きなのは、和花が瀬名の意表をついた行動に出たシーン。 P362の「…は?」に繋がるところです(笑)ひたむきさが恐ろしく可愛い。 あとはやっぱりラスト。 爽快なラストを書くのが上手い朱里さん。 『女の子なら誰もが夢に描くシーン』……ではなく(笑)、それを上回る、『想像することも出来ないほど素敵なシーン』です。 このラストを読むと、もしかしたら同じことをしてみたい女の子が続出するかもしれない。 恋する女の子すべてにオススメの恋愛小説。ラストまで読んで、是非この感動を体感してほしいと思った。
9件・1件
前作『美樹』編に続き、今作、『和花』の読了、&いつもながら自作品だということを忘れて読みはじめたくなる素敵なレビュー、まことにありがとうござマス!!( ;∀;) レビュー見ながらごはんが食べれそうです!謎 ほんとに連続三回、合計六回以上嬉しくて読み返しちゃった(笑) 毎度、締め切り&いろんな壁にぶち当たり、試練の連続で毎回作品を仕上げるたびに命削ってひん死状態になるんですが、(てかまだ回復してないw)、今回の和花は今まで乗り越えてきたこと、学んだ教訓を多少作品に活かせたんじゃないかなと、ちょっとだけ自負しちゃったり…w だがしかし、やっぱりの苦手科目は存在するので(脳が死ぬと文章に直結す
2件

/1ページ

1件