波留愛梨

想像させる力はあり、上手いです。 改行も程よく読みやすく、サクサク読めました。 そして、普段ゲームをしない私にもわかりやすく入れました。 ただ、最初に出会ったころの四人の関係性をもっと細やかに描いていれば、 それから発展する戦い方や、変化していく関係性も映えるのではないかと思いました。 次々に訪れるピンチ。 主人公が追い詰められる小説は、読者の目を引くことが多いです。勿論、私も引き込まれた一読者です。 梅木が去る前に、竹下とのいとこならではの会話文を入れたのは、導入としては上手いと思いますが、少し弱いです。 元あったであろう関係性から、戦いに挑む際の、関係性への変化をもう少し掘り下げて書かれてはいかがでしょう? 『カマキリのお腹が破けて、もんじゃみたいに内臓的なものと寄生虫が流れ出してきた。 きっと今度からもんじゃが食べられない。』 これは最初の方に出てくる表現です。 面白い比喩表現だなと思います。 人「セリフ」 なのはダンジョンの雰囲気を高めるためでしょうか? 普通の小説ではあまりない表現なので、 最初は戸惑いました。 普段、ゲームを一切しない人間の言うことなので、ゲームらしさを意図していることなら、失礼申してすみません。 他の方もご指摘されていますが、三点リーダーとダッシュについては小説の規定としては二回です。 また漢数字と英数字は統一しましょう。 あくまでショウを起点に動かすならば、大ピンチを助けてくれる自衛隊とショウとの絡みをもう少し掘り下げて見てみたいです。 最後の神については、ゲームではこのような神が多いのでしょうか? 少しキャラとしては弱いです。 またショウが起点であれば、 最後にかっこよく自衛隊を助けるという神と話せる唯一無二の存在になる強い動機付けが欲しいなと思いました。 あとがき、読ませていただきました。 五年前、作文用に書かれたのですね! 試作品としてはレベルはとても高いと思います。 今、お書きになっている作品でどれだけ変化をしているのか、楽しみです!

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