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燃え上がる正義の炎編
言綺 氷露
2016/8/13 23:54
先に断っておきますが、私の事を棚上げして思ったことを素直に言います。つまり理想の押し付けですので結構な酷評ですが、その分そこを直せば良いものになると思います。 先ず気になるのはキャラの作りの甘さです。口調に統一性がなく、誰が誰だか分からない程では有りませんが、混乱してしまいます。 それから、異世界モノなのに世界観の説明が随分と淡白です。例えば竜人など。確かに、大体こんなもの、というイメージは皆さんお持ちでしょうが、それでも細かな描写が有るだけで作品に入り込みやすくなると思います。 後は展開も早いです。書きたい部分に早く行きたくて焦っているのかも知れませんが、そこに辿り着くまでをじっくりと書くことで作品に深みが増します。 例えば、師匠が死ぬのが早過ぎます。全く掘り下げられていないのに死んでしまうので、全く悲しくなりません。もっと主人公との絆を描くべきでしょう。 最後に、話の繋がりも甘いです。村がやられる→師匠が主人公を助ける→敵に勝つためにこの子が必要だ→お酒を飲んでばかりでまともに稽古をつけない←え? って感じです。もっと死に物狂いでもおかしくないと思います。 村人全員で全く歯が立たなかった敵の幹部に一人で立ち向かう強さが有るのは良いんですが(むしろ好きですが)、十四年前は弱かったっていうのは分かりません。 だって十四年前に主人公を拾って育ててたんですよね? その間隙に修行するだけでそこまでの強さが得られるとは思いません。 最初から強かったけど、とある事情でその時にはいなかった、なら納得です。 以上の点を踏まえてじっくりと読み返し、修正することをお勧めします。 悪い点ばかり述べましたが、良い点も勿論有ります。 敵が圧倒的であるが故にバトルでは読者をハラハラとさせることが出来ますし、シンプルですので、地の文や描写に気を遣うだけで、少年漫画を読むかのようなスピード感やワクワク感を得られると思います。 『天下凍一』や『冷鬼』など、一つ一つのワードも親しみやすく、読みやすいです。 最初に述べたとおり酷評でしたが、私も最初の頃は反省点ばかりでした。むしろ最初期の私の方がよっぽど酷かったです。 月並みですが、大事なのは続けることだと思いますよ。他のクリエイターさんやプロの作家さんの技をどんどん盗んでいって下さい。 偉そうに長文、失礼致しましたm(_ _)m
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