清水 誉

携帯小説の概念をガラリと変えてしまう作品でした。 重厚な雰囲気がどこか自分には懐かしく感じます。 今ではあまり見られない強い漢の話でした。 刺青師の伊織を軸に、任侠の世界に生きる清水(個人的に名前と年齢が同じで親近感が湧く漢)の悲しくも波乱に満ちた半生に、どんどんと引き込まれました。 それぞれの場面での細かな描写はまるで映画を見ているよう。肌を刺す針の感触まで直に感じるようでした。痛かった(笑) 刺青と清水の話を交互にする事で、両方の異なった緊張感に読み手も重くなりすぎずに読めたかと思います。 生きている人間に魂を込めて別のモノを彫れば、そこに命が宿るのは当然の事。 ましてや伊織のような彫り師なら尚の事。 全員が同じように宿命に苦しみながらもその運命から逃れる事も出来ず、最後はどうなるか覚悟しての行動。まさに道を極めた人々でした。 刺青師のシリーズのようなので、この後の話も楽しみにしております。
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清水さん。 こんな淡々とした、しかも、Web小説としては読みにくい作品を、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。 しかも、ここまで深いレビューまで…… もう、このまんま、書評としてあとがきにでも載せたいくらいです!! 本当にありがとうございました。
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快紗瑠にいこんばんは(・Д・)ノ 個人的な感想も言っていいすか? もし批評とか嫌ならやめますが。
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