ノリアキラ

 ぎざぎざしたものが、もっとぎざぎざしたものに、心惹かれて近寄って行って、でもぎざぎざが刺さって相手を怒らせちゃう。  ヤマアラシ・ジレンマ。  でもそれだけではなく、作者様の選ばれたキャラクターにより、それがより鮮烈で、より痛ましい形で描かれていて。見ていると痛いのに……もう、目が離せませんッ。  あぁぁ、終わったところから先がとっても気になりますッ。 学校モノって、実は書くのが物凄く難しかったりするんだと思っております。  みんなたいていは体験した事がある場所なので、世界がお話を野暮ったくしたり、変に違和感をかもしだしたり、うるさくなったり。  それなのに、こちらでは、綺麗に一枚の絵のように学校生活が背景に置かれていてッ。そこにももう、グッと惹かれました。  それも彼らの生きにくさごと描かれていて、でもそれを否定も肯定もしない、ありのままで書いて、彼から見える風景が感じられて。  なんだかこんな風に言うと変なのですが、お、美味しい料理を戴いたような気分です……ッ!!!  最後まで、物語、追わせて戴きますッ(匿名のファンが誰なのか知らない彼女のツボが、彼と同じであるところを読むたび、胸がきゅっきゅいたします!)これからどう彼らの関係が変わっていくのか。  彼らの担任のごとき気持ちで(せ、青春っていいよな!?笑)、楽しみにしています!!!
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ノリアキラさん、はじめまして。 コメント有難うございます。 思春期の頃って、やたらとギザギザとげとげしちゃいますよね。 当時の自分の実体験を含め、色々なものを思い起こしながら書きました。 過敏になってしまうがゆえの息苦しさ、生きづらさを描きながら、それでも希望を見失わない物語にしていきたいと思っています。 気まぐれシェフっぷりをいかんなく発揮していて恐縮ですが、美味しく召し上がって頂けたのならそれほど嬉しいことはありません。 引き続き、この二人を、この世界を見守って頂けたら幸いです。
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