進藤ハルヒト

 面白かったです。  まず目を引くのが登場人物一覧で犯人が暴露されている、という点。  それから内容が、舞台が孤島の別荘であること、密室殺人が起きるという点、大学のミステリー研究会の合宿であるということ、そのミス研メンバーがカナカナの名前で呼び合っているということで、綾辻行人の十角館の殺人を彷彿とさせました。  読者への挑戦が2度入っているということもあり、本格ミステリーとしてフェアな内容だと思います。問題編で丁寧に伏線をはり、解決編で全て回収されます。間の章で疑問点が列挙されるのは少々、読者に親切すぎる気もしましたが、それも作者のフェアプレイ精神の成せることでしょう。  僕は一度読者への挑戦まで読んだあと、短編小説であり、また確かな論理性を感じて、甘んじてその挑戦を受けて立とうと思い、今度はメモを取りながら読み返しました。密室についてはわかりましたが、それ以外の部分ではまるでわかりませんでした。思違いをしている部分があり、それに引っ張られての誤答ですが、仮にその思違いがなかったとしても真相は看破できなかったと思います。  途中に建物の見取り図が載っているのも良い演出ですね。自分に見取り図を描く技術がないので、羨ましく思います。  本格ミステリーが好きな人は、ぜひ読んでみてください。
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進藤ハルヒト様 丁寧な感想、過度な賛辞の言葉、誠にありがとうございます。 初めて小説を書いてみて、感想をいただき、本当にうれしいです。 これを励みに、次回作を書いてみたいと思います。
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 思ったまま書いただけですよ( ̄▽ ̄)……これが初めてですか?(汗)凄いですね。初めてでこのクオリティとは恐れ入ります((((;゚Д゚)))))))  ところで、やはり本格ミステリー好きなんですか?
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