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送り火
彩葉
2016/9/24 7:08
まずは、妄コンの優秀作品選出おめでとうございます。 ひそかに、これはいけるんじゃないかと思っていたので、発表をドキドキしながら待っていましたので、本当に嬉しいです。 笹さんらしい雰囲気の、とても優しいお話。 笹さんが描く夏の物語は、ゆったりと時間の流れるイメージがあって、またこの作品もゆったりとしたお盆の風景が描かれています。 人ではないものが見える体質の孫太郎。 その体質故に、両親から疎まれている彼ではありますが、孫太郎にそれを感じさせるような雰囲気は感じられません。 慈しみ育てられたことを感じさせるのです。 どこか不器用で、心の奥に優しさを内包した、等身大の学生の姿がここにあります。 今は殆ど見ることのできないお盆の姿を、当たり前であるように自然に表現されています。 こういうお盆を体験したことはないはずなのに、どこか郷愁を感じるのは、なぜなのでしょう。 帰ってくる二人の人物は、孫太郎に所縁ある二人。 そして、孫太郎を体質を理解してくれる人物。 そのやりとりは、本当に家族の愛情を感じるもので、孫太郎がなぜこんなにまっすぐなのか分かるような気がしました。 笹さんの書くおじいちゃんは、弱々しいおじいちゃんはいなくて。 威厳があったり、自分を確立していたり、とにかくカッコいいおじいちゃんが多いのですが。 この二人の人物の一人であるおじいちゃんは、その中でも群を抜いて個性的。 「若い、ある意味孫太郎より若いっ!!」とうなってしまうほど。 とりあえず、このおじいちゃんを見るためだけでもいいから読んでほしいというのが本音です。 もう一人の人物は、書くのが勿体ないので、読んで確認してもらいたいです(笑) が、私は一番好きです(*^^*) あ、そういえば、最後のシーンの仄かな恋愛シーンも個人的には好きです。 その後の展開は気になりますが、きっとお二人のご加護でうまくいったのではないかと信じています。
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笹霜(隠居)
2016/9/24 11:05
レビューありがとうございます! 私としては入選…したらいいなあというくらいの気持ちでありましたが、お陰様で入選出来まして感謝です。ありがとうございます。 お盆の郷愁が表現出来ていればこれ以上言うことはないです。最近書いてなかった郷愁っぽさを全面に押し出していった作品です。少しくどくなったかなあと思わないでもないですが、伝わっていたようであれば何よりです。 爺様は結構気合入れました。実は参考にしたキャラなどがあったりするんですが、私自身パワフルな祖父がいたもので、どうしてもその影響が出てしまうようです(笑 弱いお爺ちゃんって想像出来なくなってるレベルなんですよねw もう作中の風景なんかはもう心
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彩葉
2016/9/27 13:56
いえいえー。 元々書こうかなと思ってはいたんですけど、いつの間にか結果発表になってました(笑) お盆の郷愁、出ていましたよ? クドイ感じはあまり感じませんでしたね。 ああ、そうなんですね。 パワフルなおじいちゃんは私は見たことないですから、何か新鮮ですね。 私自身の祖父は二人とも早くに他界しているので、こういうふうにおじいちゃんとの交流を描いた作品を見ると、ほっこりしてしまいます。 ああ、願望って時として、すごくリアルな描写書けたりするときありますもんね。 きっと、笹さんの心の中には、こんな風景が広がっているんだろうなあと思います。 そうですね。 恋愛は仄かに匂ってるくらいがいいですよ
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