僭越ながらレビューさせて頂きます。 先ずは全体の感想ですが、二人称が違和感なく頭の中に入ってきました。難しい手法で、違和感がある作品を幾つも見てきましたが、この作品はそれを全く感じない作品となっています。 表現や言い回しが素晴らしいです。 次に三者三様の、遊園地での描写についてです。 とても面白いと感じたのは、三人がそれぞれ違う感情を持って西野さんの思い出を振り返っています。恨みや怒りを持つ娘。近しい位置に居て、もう少し何か出来なかったと考える者。強い感謝の気持ちを持つ者。 全員が全く違う感情を持ち合わせていながら、遊園地で偶然立ち会い、同じ様に魔法にかかったような幻想的な思い出を語っています。 それぞれが共有できた、同じ感情を表すこの奇跡の瞬間が素晴らしいです。 西野さんを中心に、親子で観覧、デート中、ピアノ演奏者がそれぞれ浮かび上がり、一つのコンサート場面までもが想像出来ました。 切ないですが、とても繊細で柔らかく、秀逸な作品です!
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タッくん。 読んでいただいたうえ、こんなに素晴らしいレビューをいただけるとは! 素晴らしすぎて、恐縮でございます。 これは、父親を思って書いた作品なのですが… イラストが先に出来てたので、これに合わせて、イメージを膨らませました。 最初に出来たのは、ただの可哀想な話になってしまって…(´∀`; ) それで、書き直して、最終的にこんなカタチになりました。 嬉しいお言葉を頂戴出来て、書いてよかったです。 ありがとうございます(´∀`*)

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