弭田

恋花さんの詩の多くはトン、トン、トンと一定のリズムで読むことができて、それがとても心地よいです。これまでと変わらず、そして今回はテーマが「雨」ということもあり、雨粒が高いところから一定の間隔でぽつぽつと降ってきているあの感じを思い浮かべながら読んでいました。 もちろんテンポだけではありません。 たとえば、[嵐]を例にしたとき、 「静かに深く墜ちていく」 「爪痕だけが残ってく」 「鉛色の空 見上げたわ」 「新しき朝を捕まえに」 4つのセンテンスは空の行の直前を抜粋しました。 ここに注目したときに、はじめは嵐を怖いものと捉えていたのに、その様に憧れていったかのような、その移り変わりが気持ちよかったです。 大自然の偉大さですかね。現象の前に人は時にただ恐れ、時に神聖なものとして指針として。そんな人の自然に対する感情を見た気がします。 それからこれはお人柄だと思うのですが、詩を拝読していると起承転結のような詩の中のストーリーの流れをしっかり感じられてぼんやりと終わらないのが恋花さんの詩の魅力だなとも思います。 なんとなくの哀愁を読むのもいいですが、問題があってそれに向かっていく方向性が定まったというような恋花さんの詩の構成が読後のすがすがしさの要因ではないかと個人的には思います。すきです。 すてきなレビューをいただきながら遅くなってしまい申し訳ございません。 いつもほんとうにありがとうございます。 ご期待に沿えるようなレビューではないかと思いますが、受け取っていただけたら幸いです。
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お忙しい中なのに、丁寧なレビューをありがとうございます。とっても嬉しいです。 そうですね。起承転結はいつも意識して詠んでます。空想を織り込ませながら体験したことも綴ってみたり。 自然の中に人の感情を併せてみたり(笑) ゆはたさんから頂くレビューは自分では気が付かなかったことを感じてくださったりで、とても勉強になります。 いつも本当にありがとうございます☆ 寒い日が続来ますが、お互い風邪には気をつけましょう♪ 本当にありがとう(*^o^*)
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わたしこそ!拝読するたびに人が読んでいて気持ちのいい詩ってこういうものなんだなあと勉強になります! 一筋縄じゃいかないのに、共感もできる。 とてもすてきです。 ほんとうに日に日に寒さが増してきますね... どうかあたたかくしてお過ごしください♪

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