住吉唖祈

(応援)戦慄を覚える物語です。 同著者の「ドラッグのように」では、人間の精神の愚かさを揶揄っているように思われますが、こちらは社会風刺といいますか、ブラックな未来予想図といえましょう。 絶望的に壊滅した日本に降り立った、著者と同名の独裁者カシス。 彼はただの「シマ」と化した国を再興し、そして今だけを貪って未来を見ようとしない世界を救おうとします。 冷徹な独裁者でありながら、人類の未来を憂う救世主たらんとするのです。 しかし愚かな人類、特にTTP離脱のバカっ国は。。まぁネタバレはここまででw 確か小学生ぐらいの頃から、人間って地球のガン細胞なんじゃないかな、と何となく思ってしまいました。 そんな事を考えてしまう人間が、この人間社会で上手くやっていけるハズもないのですが、かなりの害獣である自分の存在価値に疑問を覚えるのも事実です。 ・・・・・・長く無いかもしれんな、ワタクシ。 自分のコトはまぁともかく、人間が万物の霊長だなんていうのは、我々の強い思い上がりではないでしょうか? 本作はそんな事を強く認識させてくれる、過激かつ稀有な小説です('◇')ゞ
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重ねてありがとうございます。 この作品は前半真ん中ぐらいまではかなり前に別サイトに書き殴っていたのが保存されていたのを思い出して再掲載したもので途中から明らかに雰囲気変わるのは、そこからはここで無理矢理書いたからです。 最初の異常なインパクトが描けたのは書いていただいた内容の通り、人間なんて愚かさの骨頂だ!といった体験が重なって世界ごと呪う気持ちをどうしたものか?と吐き出した結果なのです。胸中にとどめていたら犯罪に走っていたかも..ほどのやりきれなさだったのでそのままぶつけたのが初めて読んでいただいた方には力量不足なのに伝わる理由なのかと思います。これだけとんでもないのを書く恥知らずさが「
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初めて読むタイプの、身震いする作品でしたよ! ラストが物悲しかったですね。。
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