kくろおる

とても素晴らしい作品でした。 わおワールドを堪能できました。(^-^) この作品の秀逸なところは、恐怖を与える側だったマコが、成長して『世界』を知っていくにつれ、恐怖を与えられる側に回ってしまうという構成なんだと思います。 このように構成することで、今度はキコの祖母も実はマコと同じ立場だったのではないかということを読み手に想像させるんですね。 ただここで一つジレンマが生まれます。 マコは自分が巻きすぎたネジによって、キコの祖母がたおれてしまったことを記憶している。そして、それ以降、変なことを考えるのを辞めるようになった。(と記述してあります。) だとしたら、キコに不安を抱いているマコは、キコのために部屋に閉じこもって、キコにネジを巻いてもらわないといけないことにか気がつくわけです。(これは、イニシエーションとも捉えられますね) 僕はここに本当の恐怖があると思いましたし、恐怖が更に奥へと広がるポイントなんだと思います。 子供の何気ない疑問を、ネジ一つを加えるだけで、ここまで壮大なスケールに押し上げるなんて、小説の可能性を感じました。 とても勉強になりました。 次回作も期待しています。お互い頑張りましょう。(苦しみながら笑)
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くろおるさん レビューありがとうございます。 皆さん、本当に……もう……すごく色々なことを感じてくださり こうして文字にしてくださり……私は恐縮するばかりです。 作者の私などより読者様の方が深く考えて読みこんで下さっている事実に ガクブルです(;'∀') ぽぽさんにはお話したことがあるのですが、 私は実はこの作品のマコと同じようなことを幼少期に延々考えておりました。 ネジこそ見たことはありませんが、『あの記憶って何だったんだ?』と 頭に『?』が浮かぶ記憶はいくつかあります。 それはもう、確かめようのない事で、単なる脳みそが作り出した 幻想なのかもしれませんが…… この『
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じえんじえん気にしないでいいです。レビューってむつかしいけど、これまた向き不向きってのがあるのでね。僕は評論も好きなので、さほど苦しくないのでお気になさらずに。(^-^)
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