早川素子

大人になるにつれて、 時として人は、年相応に振舞おうとする。 時として人は、年相応を背伸びだと勘違いする。 等身大の自分を見つめ直す大切さ、素直を失くしていく大人の階段、そういったものを考えさせられる作品でした。 あと、ダメンズウォーカーの典型例の教訓作品として、そういった女性たちに紹介したいとも思いました。 余談ですが、ダメ男ばかりを渡り歩く女をダメンズウォーカーと言いますが、ダメ男をその女がいつも作り上げてしまっていることは多くあるようです。 この主人公の女性はそういう人生を歩んでしまうのだろうな、と。 大人といえば大人な年齢の、素直になれない女性の書き方はやはり上手いですね。私には書けない人物描写で少し羨ましいです。 また他の作品も読みにきますね。 ありがとうございました。
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早川様、こちらにもレビューを書いて下さって…嬉し過ぎます! ありがとうございます(感激) 何となく、成功したことよりも失敗して後悔したことばかりが付いて回るような。 それを恐れるあまりに空回る不器用な女性。 自分が大人になろうとしていることに孤独を感じてしまったり、他人にもそれを押し付けることは勝手だなあ。と我ながら書いていて思うところがあります。 余談にありました「ダメンズウォーカー」の定義がすっとハマりました(苦笑) あるいは、極端ですが加害者が「思い通りにならない」ことに被害意識を持つ心理に近いと言いますか。そこまでとは言いませんが、何かのせいにではなく、自分の非を認めることが出
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“早川様”なんて呼ばれると、本当に恐縮してしまいますね。笑 自分にも当て嵌まるところがあるだけに、読んでいて痛ましく思いました、本当に。ここまでは拗れてはいませんが。笑 身勝手なことは人それぞれあるものだと思うんですが、相手のことを知ったかぶるのではなく、知ろうと歩み寄る努力が欠けていることが多いんですよね。自分の価値観が世界のすべてではないことを、把握していないと。主人公のように、自分で自分を追い詰める展開になったり。 こういう、自分をふり返ることのできる作品っていいなって思います。きっかけといいますか。 弱さを知った先にある強さ、に似ていますね。大人になるということは、知ることが何よ

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