果たして彼は一体誰だったのだろうか。 鏡に映る彼は誰だったのだろうか。 非常に読み応えのある作品で、芝居や演技の滾る情熱と鬼気迫る練習風景に汗を感じるのですが、徐々に黒い影が落ちていくように、物語に不穏な空気が流れてきます。 その熱量に圧されつつ、物語はどんどん進んでいき、ぐいぐい引き込まれます。そして圧巻のラストは衝撃が走ります。 その衝撃はオチと言った類にではなく、もっと感性的なものに対して。うまく説明できないんですが、ものすごく衝撃的だったんです。 彼は一体誰だったのだろうか。 彼が見たのは誰だったのだろうか。 そもそも私自身、誰なんでしょうか。。 愛と熱量と狂気じみた舞台俳優の物語。 圧倒的な迫力を体感してみてはいかがでしょうか。
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ぽぽさん レビューを書きに、再び来てくださるとは。 感謝感激です。 ありがとうございますm(__)m それにしても。 本当に私達というものは、一体何者なのでしょうね。 名前を持って「私」として生きているわけですが、 私が私であることの決定的な証拠といいますか 証明する方法といいますか それはどこにあるのだろうと考える羽央です。 自分が自分であることを 他の誰より、己が信じないと 自己なんてあっけなく崩れてしまうのでしょうね。 小難しい空気を出しましたが…… 改めて、レビューありがとうございました!
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