命あるものには、必ず死が訪れる。 基本的には、この世に生まれ、成長して老いた先にそれが待っているもの。 それは例えば、一日の終わりに眠りにつくようなものであるらしい。 しかし、この作品にはそうした穏やかさがない。 ここにあるのは、忌まわしい死の記憶だけ。 しかし彼らは本来、そこで死ぬべきではなかったはずです。 この男に何があったのかは解りませんが、果たして彼は地獄に落ちたのか…背後の声は、ここが地獄ではないのだと言っているようにも思えます。 自分を殺すも他人を殺すも、同じ事。 怖いですが、自業自得とも思えます。 命は儚いもの。奪うのは本当に簡単な事なんです。 それだけに、命を軽視した罪は重いのです。
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こんばんは、レビューありがとうございます。 そう、この男は命をもてあそんだのです、自分の命と他人の命を。 だから、その報いを受けさせられているのです、生きたかったのに殺された者達の最後を体験させられる事で。

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