藤白 圭

主人公は何故、猫を飼おうと思ったのか。 一見すると、空前の猫ブームの中において、主人公は斜に構えて物事をみており、猫が好きだから飼いたいというわけでもない。 それでも、何故、飼おうと思ったのか。 ペットショップにいっても、飼いたいと思える猫はいない。 けれど、捨て猫との出会い。 そして、その猫を拾うことにした時の気持ちこそが、作者の言いたいことなのではないのでしょうか? 運命の出会い といえば大袈裟かもしれないけれど。 主人公にとって猫にとって。 互いが唯一無二の存在であること。 孤独ではなく、互いに寄り添いあえる努力をしあえる関係。 そんなことをふと思いました。 淡々と語られる主人公の理論の奥深くには、寂しさと孤独を感じ、そして、同じような境遇の猫に心惹かれたのでは?と勝手に解釈してしまいました。 一人と一匹に幸せが訪れますように。 素敵なお話ありがとうございました。
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暖かいレビューをありがとうございますm(__)mペコリ 結ばれるのは簡単ですが、その後もきっちり幸せを感じたいなと思ったりして書いてました(^_^) 生き物同士の付き合いですからね…互いに満たされたいと思います(^_^) また、そうであって欲しいです(^_^)

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