レビュー失礼致します。 リアリティー溢れるその題材。 きっと起きても不思議ではない内容に、このお話が持つ恐ろしさは、十二分に伝わって参ります。 金銭的な問題から、現今では気軽に手を伸ばすことの可能なWeb系復職。 それが事件に発展すれば、すなわち蜘蛛の子を散らす勢いで、余波が広まってしまいます。 事件、殺人、怨恨。 人が心に生む憎しみが、最も恐ろしい事件に発展致します。 主人公を恨み、そして愛する犯人は、主人公を苦しめるための最も残忍な手段を、次々と遂行致します。 周りの大切な者を傷つけ、主人公と疎通のあった者を傷つけ、還らぬ人となった方たち。 遺族の苦しみや悲しみは、更に主人公を追い込んでゆきました。 中盤からサスペンスホラー要素が色濃くなり、人の持つ『憎悪』や『恐怖』を巧みに操る作者様の才が、如実に文章へ現れております。 主人公は友に恵まれております。 友を想う絆の描写。他作品にも言えますが、誠に素晴らしい『友愛』という温かな描写は、感銘せざるを得ません。 主人公を得るためであれば、他の命を厭わない殺人鬼。 ですがそんな彼にも、一片の同情を寄せてしまうのも事実でした。 とは言え犯罪は犯罪であり、殺人は決して許すことの出来ない大罪です。 最後には、犯人は自らの命を差し出しますが、その後も主人公を苦しめ、固執するという厄介な局面を迎えます。 後日譚での、主人公が取る行動。遺された者の悲しみ。 様々な想いを残して、話は終幕致しました――― とても深いお話、心にも深く残りました。 有り難うございました。
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あおいちゃん。 あおいちゃんのレビューを読むと、すごく嬉しくて、自信に繋がりました。 もっと小説を書きたくなるよ。 本当にありがとう!
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こんばんわ☆ ドキドキして怖くて悲しくて。 美愛しゃんのお話、やっぱり素敵です♪ 友愛描写は、特に勉強になります。 あすか美愛さんのエッセイに、 『母はプロット立てるのが早い』って。 あれだけの話をタカタカ考えちゃうなんて、凄い才能です~/// また次のお話にいきます!
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