あめ

特別大きな事件があるわけではないのに、なぜか、最後までするすると心に入り込んできた物語でした。 それは、この物語が、誰しも持つあの時の記憶を呼び起こすものだからかもしれません。 淡い恋とか、友達との時間とか、大人になると、なかなか味わえなくなる、貴重なものばかりがありました。 あの時持っていたものは、大人になるにつれて、どんどんすり減ってしまったようにも思えます。 だから、とっても切ない気持ちになりました。 恋って、大きな原動力。 とっても共感^ ^ きっかけは恋だったかもしれませんが、それ以上のものを手に入れたように思えました。
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素敵なレビューをありがとうございます。 大人って、一言で言っても色んな人がいて、皆それぞれにどこかに童心が残っていたりもしますよね。 だけど、どうしたって成長とともに抜け落ちたり忘れていってしまうものがある。 単純って、素敵なことだと思うんです。 分かりやすくて、可愛くて。 久志のこれからの日々は、少なくともやらないでできないと決めつけていた頃よりも明るくなったはず。 この作品で、今の自分と重ねて切なさを感じていただけたこと、深く感謝いたします。 文章が稚拙になってしまったと思っていたのに、こんな素敵なレビューを本当にありがとうございました。

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