僭越ながらレビューさせていただきます。 先ずは一番好きな場面を。 泥だらけの手を握りしめるラストシーンです。捕まったと言う表現が秀逸で、信頼されていることの意思を、その部分だけで深く感じることが出来ます。 次に物語の全体について。 神の力、能力の選別、翼、心の声という特殊な力、様々なキーワードに多くを考えさせられます。 異世界と思えるこの世界が、現実のように思えてしまうのは、作者様の作り出す世界観に引き込まれたからでしょう。 そんな世界での駆け引きとも言えるやりとりは、目が話せなくなりました。 視線はそらしていないが、違うなにかを見据えている。そして、それが戻り自分に向けられと感じる……この場面など、表現の素晴らしさに驚きです。 いつか翼で空を飛ぶのか? そう思っていましたが、祝福はいつもプラスマイナス0。もう二度と飛べないのかと落胆もしましたが、この二人は自由という見えない翼をてに入れたのですね。 ゆっくりと、新たな旅がスタートする……目に浮かび上がります。 とても面白い作品でした!
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素敵なレビューをありがとうございます(^ ^) 設定を盛り込みすぎて、自分的にはまとまりきっていない印象もある作品でしたが、もともとはファンタジーをよく書いていた人間なので(最近それを忘れがち)、ファンタジー色の強い本作を丁寧に読み込んでいただけたこと、とても嬉しいです(*^ ^*) …書き終わった直後は続きも考えていたのですが、いつの間にかその計画はどこかへ行ってしまい、けれど今回このようなレビューをいただいたことで、そのうち続きを書きたい、と思えてきました。 改めまして、ありがとうございました(^ ^)

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