僭越ながらレビューさせていただきます。 ホラーでありながら、ミステリー要素を含む作品。それに魔法がかけられた様な表現が加わり、読者を魅了します。 まるで空が落ちてくる……こう思うほどの星空を見た記憶があります。吸い込まれるような……作中にあるように、空に落ちていく感じです。それを思い出す、リアルな描写が凄いです。 細かいところは、空に雪、そしてスプーンまでもが繊細な表現に踊り出しています。この表現力は、他の方では真似できないでしょう。 そして、ミステリーとホラー、またはファンタジーを融合したかの証言。 シリウスや、けやきの木。ここの描写が秀逸です。 シリウスは人にならざるものとの会話。 けやきはまるで人との会話。 ベンションでの普通の証言があった為、よけいに残り二つの証言が恐ろしく感じます。あんなに美しく、切ない描写なのに驚きました。 文字数が足りないのでこれを最後とします。 運命か宿命か。呼び寄せられた主人公に空が落ち、冬馬と共に逃げるラスト。肉体の滅びや、振り返らない制約など、ラスト数ページには、さらに大きな恐怖と謎がありました。 そんな二人の向かう先は? その後は多くの想像が駆り立てられます。 作者様の新しい世界。堪能させていただきました。 すごく面白かったです!
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タッくん、読みに来てくれて、レビューもありがとう! なんか、意味のわからないお話になってしまったのに、丁寧に読んでくださって、嬉しいです。 初めはいつものほっこり系のお話だったのですが、なんだか、しっくりこなくて、ミステリーのような、ホラーのような、ナニカ?になりました(笑) 色々な解釈を楽しんでいただければなぁと思います。 今年は苦手なジャンルも頑張っていきたいと思いますので、また変な話を書いても、温かい目で見守ってくださいませ(>_<)

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