早川素子

変化を選ぶのは、ひどく体力がいること。 現状維持は、毎日を蝕みながらも楽でいられる。 そんな大人は大勢いるのでしょうね。 毎日、女の陰に怯えて疲弊していく主人公の様が、とても分かりやすく描写されていました。だからこそ、最後のあの瞬間がとても気持ちのいいものでした。 きっかけがないと、なかなか人間は動けないものですよね。そんな、年だけを重ねて何かを置いてきたような大人に、とても響く作品なんじゃないかと思いました。 心苦しくて、とても日常的な作品だと思いました。 誤字脱字の修正をされれば、もっと読み手が入り込みやすいかと思います。 偉そうなレビューを本当に失礼いたしました。 物語はとても好きなので、勿体ないと思うところを書きました。 次の作品、楽しみにしています。
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