レビューしようかめっちゃ迷いましたが、意を決して書きます! 緻密な文章力、張り巡らされた伏線の構成力などなど、エブリスタでは他に類を見ない出来の内容なのですが、私がこの小説を他人に紹介するとするなら、間違いなく「怪作」とするでしょう。 その理由はヒロインである一番合戦という女にあります。 正直バケモンですよこの女。作者様の宣伝文での紹介、作中にある九鬼くんが彼女を「人間臭い」と称してましたがとんでもない。正しさの奴隷というか信奉者というか、公私混同って言葉は普通“公”に“私”の都合を差し挟むことを批判して使いますけど、この女は私が公に9割染められてるような印象を受けました。機械かよ。 それになまじ力を持ってるもんだから、正しさなんてそもそも玉虫色なはずなのに、自分が信じる正義を押し通そうとしてそれができてしまう。 作中ではそうした行いはなかったけど(豊住と同意見なのがシャクですが(笑))、仲間を信頼して共闘するって選択肢がなくて、かたくなになんでも一人で済ませようとする彼女の姿勢に傲慢さの片鱗を見た気がします。なんだよコイツ! って。 それでもこの小説を最後まで読み進めることができたのは、そうした価値観のボタンの掛け違えみたいなのを心地よく楽しんでる自分もいたからな気がします。自分と同じ考え聞いても「あーやっぱそうだよね」で終わっちゃいますしね。 ひょっとしたら計算で書いてるのかも……とか考えてぞくっとして、レビューを書こうと決めました。やっぱり私にとっては怪作で間違いないと思います。 まあ当然のごとく私が間違ってて、他の人から見たら本当の本当に一番合戦ちゃんは人間臭くてヒロイックないい子なのかもしれませんが、どうでもいいじゃありませんか! だってめっちゃ面白かったもん(笑) 文句なしの★5をつけて結びとさせていただきます。 これからも応援しております。 余談ですが上記含めて一番合戦ちゃんかわいいよ一番合戦ちゃん。 ちゅっちゅ^^
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 脇腹のぜい肉さん。こんばんは。いもです。  『鬼討』の閲覧及びスター、レビューを本当にありがとうございました。非常に驚いておりますが、それ以上に嬉しいです。  いきなり褒めちぎって頂きまして、もう何とお礼申し上げればいいのか……。本当に、ありがとうございます。  確かに一番合戦さん、非常に堅物です。書き手としても、最早人情が欠落しているだけなのではと思う程の真面目一辺倒な方でして、機械という言葉に頷けました。と言いつつ確認もしないで人の言葉を信じてしまう所があるので、やっぱり人間なんですかね。化け物染みてますけれど。  価値観の擦れ違いは意識して書いております。何かすみませんね。計算しました
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とんでもないですー 堂々とあんな駄文レビューしときながらどの口がって感じですが、 「これでもし嫌われてブロックとかされでもしたら府道63の続き読めねえな」って戦々恐々としていましたので、励みになったというお言葉をいただき、むしろこっちがありがとうございますです! これからも応援しております。 雰囲気壊しちゃまずいかなーと思ってコメントでの指摘は差し控えたのですが、先輩と九鬼くんがハイタッチする場面、ページをまたいで同じ描写が二回重なっていたことをご報告させていただきます。
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