風間幻像

 突然ですが読んだので失礼します! レビュー&感想言わせていただきます! ・レビュー  表紙絵とタイトルがカッコいいですね。ストランディングって、意味も絶妙でゴロもいいです!  途中、久保君の正体にびっくりさせられ、そこから気持ちが入り込みました。爽快な繋がり方でした!  主人公君への救いは終盤に用意されていましたが、しんどいシーンの割合がちょっと多めだったかなと思います。彼の成長ターンももっと見たかったです。   ・感想  中盤までの展開が結構しんどかったです。主人公君あまりに環境に恵まれてないですよね!  集合写真に全員集合してないことに気付かない先生なんて、先生失格ですよ。もっとひどいのは、妹が一人っ子を装う件です。100歩譲って年頃の妹は許せるとして、加担する母親はヤバいですよ! 自分の息子を一時でもいないことにするなんて、拡散ツイートされるべき事案です! されてしまえ!  主人公君に落ち度があるとすれば、生きざまを変える努力が不足しがちだったことかな、と思います。部活のシーンとか象徴的でした。ドリブル練習なり筋トレなりできるのに、なぜ体育座りしかしないんだ、それじゃたとえスポーツ万能のチャラ男だったとしてもベンチ入りできないよ…と突っ込んだりしていました。  やきもきしたぶん、アルバム作りするシーンの主人公君は光って見えました。ここでの彼は常に本気でしたよね。そして、その様子の写真がアルバムに載っていた場面は、この青春探しの過程こそが青春だったんだと解釈できる、美しくて爽やかな結論でした。  一方で、伊藤君の主義や、198ページにある主人公君の考えなど、美しいばかりが良いわけでもない、ということにも頷けます。最後の逆走はその考えと関連しているのでしょうか。  嬉しさの爆発とも、否定ともとれるこのラスト、どう解釈するのが正解なのでしょうか? よかったら教えてください!
1件・3件
もったいなさすぎるレビュー! 本当にありがとうございます!! 未熟な作品ですが、ものすごく丁寧に読んでいただいたことを 大変感謝しております!! まさかこんなに素敵なレビューを頂けるなんて 思いもよらず、嬉しさでびっくりしております( ;∀;) ご質問までいただきまして、ありがとうございます! ちょっと長くなってしまいますが、 自分の意図したことをご説明させていただければ。。 ラストですが 強いて言うなら、主人公はただ強く動揺しています。 ご指摘の通り、最初、主人公には 生き様を変える力が不足しています。 影で生きることを、ただ受け入れています。 でも最後の方で、 自分の些細な
2件
 お返事どうもです!  おおおー! 詳しく解説くださってありがとうございます!  動揺ですか、すごくシックリきました! なるほど、その混乱だったんですね。そう考えると最後の走行は、行き場の分からない熱い気持ちに行き場を与えてるみたいで、何だか心に残ります。  ストランディングというタイトル、ピッタリですね。瀬戸際にいるんですね。  本編に加えて解説まで読ませていただき、得した気分です。楽しかったです。ありがとうございました!
1件1件

/1ページ

1件