僭越ながらレビューさせて頂きます。 幻想的な物語に惹きつけられ、まるで物語の中にいるような錯覚を覚えました。 隠された謎を追いながら読み進めると、いつの間にか鬼の心情とヒナの存在に心を奪われます。 ヒナは何者だろう? 何故、鬼と仲良くするのだろう? 他に人はいないのか? 様々な疑問が浮かび上がり、ラストを迎える後半のページで手が止まりました。 そうだったんですね。全ての謎が、爽やかな風を感じる様に解けました。 米や野菜しかない理由は奉納品だから。そして鬼が感じた様々な感覚は、福の神だったから。なるほどと、声に出してしまいました。 最後は食べられてしまうのか? そんな恐怖も片隅にありましたが、ラストの展開は優しさに包まれ、読み手の心を暖かくしてくれます。 読み終えた後に題名をもう一度確認しました。 こんな節分もありかもしれない。 まさにその通りですね。鬼を退治するだけが節分じゃない。退治するのは、心の中の醜い鬼……いや、それですら愛する事が出来れば、きっと自分も、誰にだって優しくなれる…… 表現力とテンポが秀逸で、作品の魅力を存分に感じられる暖かい物語。 とても面白かったです!
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大変遅くなってすみません…… そしてそして、こんな丁寧に沢山レビューありがとうございます!!! 本当に嬉しくて、今日の疲れも飛んで明日のやる気が既に出てくるくらいめちゃくちゃ嬉しい!!! 鬼だから、福だからと言う考えがどうしても昔から疑問で、そんな疑問を文字にそして話にしてみました。 色々なことを汲み取ってくださり、本当にありがとうございます!! 本当に嬉しい! 一生大事にします!!! 本当にありがとうございました!!!!!

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