水素ゆん

 非常に完成度の高いライトミステリー小説です。  ストーリーの面白さは勿論、読み易さ、構成、サイズ感、ユーモア、人間描写、小ネタ、トリック等、それら全て気持ち良いくらいに丁度良い作品。  主役の二人の性格の対比により、説明っぽくなり過ぎない『語り部』を生み出して、スマートに謎解きをしていく流れのおかげで、どんどん読み進められました。  お話の本流(ミステリ)も見所満載なんですが、私は、歩美のチャーミングなところとか、最後の最後で出て来た父親の人間臭さとか、ところどころで良い味を出すキャラの立ち方が、この小説の肝なんじゃないかな、と思いました。  続編の期待もできるラストシーンにワクワクしつつ、「ふょっ!?」の発音の仕方を探りながらレビューをいたしました(笑
1件・1件
素敵で本格的なレビューありがとうございます。 語り部としての歩美ですが、実は目を付けてもらうだけの苦労はありました。一度書き上げた後に丸々歩美の性格と語り部の文章を書き変えたんです。そこに魅力やキャラクター性を感じてくれたなら苦労した甲斐がありました。 ありがとうございます。 もし賞をいただけたらすぐに続編の執筆に移ると思いますので、その時はよろしくお願いしますm(_ _)m 私もゆんさんの「ふょっ!?」をお待ちしていますw

/1ページ

1件