寅は死して皮を残す・・・。  人は死して、何を残すだろう?  ストーリーは、なぜか、あっけらかんと進む。 だからといって哀愁が無いわけではない。  愛する人がすでに亡くなっているのに、 そんな気がしない。  あたかも亡くなった人が傍にいて、 いろいろ語らうように、記憶が鮮明に蘇る・・・。  この雰囲気や感じが、 愛する者を亡くした人が感じる、実際の雰囲気なのだ。  愛する者を亡くした人でないと、 この感覚は理解できないだろう・・・。  そして、残された者は、 何らかの精神的遺産を得ていたことに気づく・・・。  じわじわ哀愁があふれ、悲哀に満ちた結末だ。  だからといって、何だか悲しいだけではない。 私が主人公なら、亡くなった人に、思わず、 ありがとう、といってしまうだろう・・・。  主人公に残された精神的な遺産が何かは、 読者自身が確かめて欲しい。  読者に一読を勧めたい、とても、心に残る作品だと思う。
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牧太十里さん 『花の咲く街』に素敵なレビューありがとうございます\(^^)/丁寧に読んで頂けたんだなと、とても嬉しいです。 何かを感じて頂けたなら幸いです。 m(__)m
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 コメントと応援、ありがとうございました。  作品の最後は、泣けます・・・。  主人公は、とても大切な遺産を受け継いだんですね。  主人公の恋人と、もう一人の女性がダブります・・・。  実際に経験していないと、書けない作品だと思います・・・。  このように私が書く理由は、 詩集「愛する人へ」/_novel_view?w=24368863の 【第一章、1、愛する人へ】を読んでくだされば理解していただける気がします。
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