Kim

わぁっ、なんて甘美なバレンタインなのでしょう……っ∑(゚Д゚) 多重に重なる波を描いて、スパチュラからボウルにパタパタと落ちていくチョコレート。 それを恍惚の表情で見つめる彼女が、まざまざと脳裏に浮かんできます。 チョコレートに込められた思いは、そのままそっくり彼への思い。 むしろ溢れんばかりですが、そんな彼女の様子は歌うように美しくて、同時にその危うさに戦慄が走ります…っ! そして彼女が彼に贈ったのは、溢れた愛の結晶にして、最高の芸術品。 丁寧にテンパリングされたそれは、とても艶めかしく官能的に彼を型取っていきます。 愛情と狂気は紙一重。 また、美しさと恐ろしさも紙一重なのでしょうか。 まぁでも、彼女にそこまでさせたのは他の誰でもない、彼自身なのですから。 むしろ、ブラッディなバレンタインとなる方法も可能性もいくらでもあったでしょうに、こんなに美しい姿に仕上げてくれて。 彼女の深すぎる愛情に、最大限感謝したらよいのだと思いますっ! と、読書中からすっかり彼女に気持ちが寄り添ってしまっているあたりが、私にとって一番恐ろしいところなのかも知れません…。 それほどに、艶やかで甘美な描写に終始引き込まれてしまいました。 甘く恐ろしく素敵なお話、堪能させていただきありがとうございます(*^^*)
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kimさんおはようございます ^_^ MOULAGE DO SUJETに素晴らしいレビューをありがとうございます( ´ ▽ ` ) この作品、女性の方はとても共感してくださって、男は怖いとビビるという不思議な現象が起きていますwww 自分がどっちサイドかで、だいぶ雰囲気が変わるようです^_^ kimさんのレビューがもう既に1つの作品になってますね。何回も読んでしまいましたw 深く深く味わってくださったようで嬉しいです。 ありがとう。
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