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ぎぶみーあぴーすおぶちょこれーと
森屋ぽぽあっと
2017/2/18 11:04
普段目を向けていない実生活における豊饒さ。 恵まれてるんだなって実感してない常日頃の自分。 そんな自分と遠くの国の小さな手の『豊かさ』の対比が心に訴える力強さが本作にはありました。 誰だって慈善活動に対して心意気を持ったり、前向きになる瞬間があると思います。 その時にどこに目を向けて私達はこの活動を考えるべきなのかと考えさせられました。 主人公は慈善活動を通じて現実を目の当たりにします。そして見えていなかった現実に気持ちを飲み込まれていってしまいます。 本作は私達読者が彼の見た現実をどう汲み取って、どう向き合うべきかを考えてみるいい機会になるかと思います。 主人公に同調するもよし、しないもよし。 ただ私には海の向こうの彼らが決して弱い対象ではないように思えて、ぴーすおぶちょこれいとという言葉に心に撃たれ、自分との内面の『豊かさ』を考えさせられた作品でした。 いい作品ですね。これからも頑張ってください。
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うたうもの
2017/2/18 11:26
ぽぽあっとさん、真摯なレビューをありがとうございます。 豊かな国であるはずの日本にいても“貧しさ”を感じていきている人は大勢いますし、貧しい国でも十分“豊かさ”を感じて生きている人間は大勢います。 一応、コートジボワールはアフリカの中では豊かな国なのですが、豊かさの中に潜む社会構造の二極化にも目を向けないと、と思います。 なんのための支援なのか、ひたすら支援する側の自己満足を満たすためや社会的に賞賛をあびたいがための支援は、根本的に間違っているのではないか、と思います。 今回のお話は難しかったですが(自分でも頭痛くなります笑)、このような現実世界の問題を、なるべくわかりやすく伝え、皆さ
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